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 『耳猫風信社』 長野まゆみ : 著
2007年02月24日 (土) | 編集 |
耳猫風信社


デビュー作「少年アリス」からずっと 
不思議な少年達の世界を描く作家さんです。

文中の言葉遣いも変わっていて、わざと古めかしい仮名遣い…
(「~じゃないか」を「~ぢゃないか」としたり
「洋墨」と書いて「インク」と仮名を振ったり)をして、
どの作品も とてもノスタルジックな雰囲気です。
丁度あの有名な宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」(旧仮名遣い版)、
あれと非常に似た香りのする作風です。

この「猫耳風信社」では、11歳の「ぼく」ことトアン少年が
ある日不思議な少年と出会います。
出会った場所も、いつもの自分の街ではなく、
普段は馴染みの無い隣町。
でも、少年と別れた後 何度その場所へ行こうとしても
どうしても見つかりません。
そのうちに、仲良しの少年ソラも加わって…

二人と不思議な少年、カシスは再び出会い、
不思議な街で 不思議な人々との交流が芽生えます。

長野まゆみは私の好きな作家さんなのですが、
この作品は 文庫では光文社文庫から出ています。
が、この光文社、紙の質が大変悪く、
本屋さんで古本でも無いのに この文庫の本だけが
非常に黄ばんでしまっているのをよく見かけます。
ましてや古本ではとても…買えた物ではありません;;
他の作品も揃えたいなと思うのですが、あれではどうにも
買う気になりません…出版社には 是非何とかして欲しい所です T_T

けれども今回は非常に運が良く、古本なのにまだほんの僅かにしか
黄ばんでいない! というものが手に入りました^^
まぁ、それも時間の問題かとは思うのですけれど。

長野まゆみの作品といえば、
「少年アリス」「天体議会」の2冊が私の大のお気に入りなのですが、
この2冊は昔 お小遣いをはたいてハードカバーで買ったもので…
現在では、とっくに実家の方で処分され手元に残っておりません。
当時の装丁のものは、多分もう
古本屋ででも見つからないかもしれません;;
この2冊、出来ればもう一度手にしてみたいものです。

暫く余所見をしているうちに、随分と沢山の作品が出ているようです。
またネットでチェックを入れつつ、
のんびりと古本屋落ちを探してみようと思います。
(でもこの人の作品、なかなか古本屋にもないんですけれど;;)

本の厚さも・字の大きさもさらりと流れるようにちょうどよく、
透明感あふれる不思議な気分になりたいときに
束の間の異空間へとすんなり遊びに行かれます。

『耳猫風信社』
  長野まゆみ 著
  光文社文庫  定価 438円 +税
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