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 「1リットルの涙」 木藤亜也 / 「いのちのハードル」 木藤潮香
2007年01月10日 (水) | 編集 |
1リットルの涙


平穏な毎日を送っていたのに
ある日突然 病気の兆しが現れた
わずか14歳の日々から
不自由になる手と格闘しながら
文字をなんとか綴れた20歳までの
亜也さんの魂の軌跡。

25歳10ヶ月で その輝く魂は
天に還ってしまいました。



いのちのハードル


日々症状が悪化し
回復の見込みは無い…
そんな難病にかかってしまった
大切な娘を
励まし、最後まで見守り続けた
「おかあさん」の手記。



新年、最初の本のレビューです。
この有名な本は、2冊で対と考えるべきだと思います。
そう、比翼の鳥の片羽づつ。
2冊揃って読んで、初めて大空を飛べるような。
どちらも欠かすことの出来ない本なのです。

昨年の秋にこの本をようやく手に取り、
その後ずっと 書くべき言葉を考えあぐねて
何も書けないままに年が明けてしまいました。

昨年の秋…我が家にとっても、日本の子供達にとっても
辛い秋となりました。
我が家では 幸運にも1ヶ月ほどで落ち着いたものの、
中学の娘がいじめによる不登校を。
世間では、やはりいじめが原因とされる
子供達の自殺が相次ぎました。

「もう、何もいい事が無い」
「死んでしまいたい」
そんな言葉を口にしていた娘に、なんとかして
生きることの大切さ、素晴らしさを少しでも感じて欲しくて…
そして、100%回復はありえないといわれた愛する娘を
その母がどのようにして見守っていたのかを知りたくて、
この2冊を手に取りました。

こういった「感動物」ともて囃された本というのは
マスコミの大げさな扱いのせいで しばしば読者の反発を呼び、
手に取るどころか かえって謂れのない敬遠感を持たれてしまうことが
多々あるだろうと思います。
かく言う私もその一人で、前々から大まかな内容は知っていましたが
実際に手にするまでには随分と時間がかかりました。

この手の本には「出会うべき時期」があるのだと思います。
ですから、今回は「お勧めです」という記事ではありません。
このレビューを目にした方が、
この本たちと「出会うべき時期」になったとき、
すれ違わずにちゃんと出会えますように。
それまでは記憶の片隅に眠ったままでもいい…
そんな気持ちで書いています。

鮮やかに、高らかに「生きたい!」と叫んだ魂の記録。
この本を読んで、まだ「死にたい」と言う人がいるなら
その人は一体 どんな絶望の淵に立ってしまっているのだろう
と思います。

どんなに優れたお話でも、それが作られたものである限り
この木藤亜也さんの綴る魂の実話には
足元にも及ばないと知りました。

そして、それを最後まで支える母の存在…

亜也さんのお母さんは、働く主婦です。
亜也さんが決して治らない病と戦う間も、
その仕事を辞めるわけにはいかない事情がありました。
家のローン。亜也さんの他に、3人の子供。
どんなに亜也さんの傍についていたくても、
そう出来ない母の苦しみ。

「いのちのハードル」では、そんな母の隠された気持ちが、
そして重度の病人を抱える家族と病院との
健康な者には思いもつかない問題の山積みの様子が、
しっかりとした文章で綴られています。

私は、このお母さんのように強くはあれません。
こんなにも重病の娘に心を砕き、なおかつ
他の子供達にも惜しみなく愛情を注ぎ
家族全員で亜也さんを支えていくことに 
何の疑問も嫉妬も抱かない、ただ真っ直ぐな心の子供達に
どうやったら育てることが出来るのか。

ただただ死に向って生きるだけの病状の中で、
どうしてこんなに気丈に
時に優しく ときに厳しく 
愛する子供の心を守っていくことが出来たのか…

私はまだまだ、人間が甘すぎる。
それが「いのちのハードル」を読んだ後の反省です。

娘には、もっと親しく読みやすいようにと
漫画にされたものを先に渡しました。

コミック版

華美ではなく、とても優しい絵柄です。
そして 本の「1リットルの涙」は14歳から20歳までの、
娘から見たら「大人のお姉さん」の歳までの日記ですが
漫画の方はぐっと年齢が近く…14歳から16歳まで。

日々病状の酷くなる亜也さんが
折角頑張って受験して、受かった普通高校から
退学を余儀なくされ 養護学校へと転校する直前…
高校1年生の終わりまで。

こちらでは最後のページでも亜也さんは生きています。
養護学校への不安を胸に、でも心は前向きになろうと
必死に自分に言い聞かせながら
草原に寝転び、空を見上げるシーン。
風を感じ、日の光に包まれて感じる「生きている」こと。

漫画の終わり方はふうわりと優しいです。
そしてお話に表情やしぐさがつく絵ならではの
文字だけよりももっと「見る」ことによって
直接亜也さんの心が飛び込んでくるようです。

漫画を読んだ娘の心に、何が届いたのかは聞いていません。
亜也さんのひたむきに生きる心が届いて欲しいと思いますが
それは私から強制されて届いてはいけないものだからです。
あとから感想文を書かせるような、そんなつもりで
読ませたくはなかったからです。
でもきっと、娘は感じてくれたはず。

読み終わった漫画と、2冊の本。
娘の勉強部屋の「家族の本棚」に、いつでも手が届く場所に。
私のお守りのような気分で、置いてあります。

新年最初のレビューは、どうしてもこの本でなければと
思っていたので更新が遅くなりました。
こういうお話の苦手な方、すみませんでした。

でも…
悲しいだけではない。同情するなどおこがましい、と感じるほどの
本当の「命の輝き」というものがこの本にはあり、
慰められ、勇気付けられ、励まされるのは読者です。
日記を残してくださった亜也さんに、
それを本としてこの世に出して下さったお母さんに、
心からのありがとう を。

「1リットルの涙」 木藤亜也
  幻冬舎文庫 本体533円 + 税

「いのちのハードル」 木藤潮香
  幻冬舎文庫 本体533円 + 税

「1リットルの涙」漫画版 
  木藤亜也:原作  KITA:漫画
  幻冬舎コミックス 本体660円 + 税


本日のBGM … 「オルゴールの小箱」サイト様より
          「幾千もの願い」
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コメント
この記事へのコメント
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2007/01/10(水) 23:08:31 | | #[ 編集]
秘密のコメント様、いらっしゃいませv
管理人宛には秘密にコメント出来ても、
お返しを秘密に出来ないこの設定…ちょっと困りますね;;
なので、銀猫なりに注意しながらのお返しです。

>姑に「子供を持たないと親の気持ちは分からない」と言われました。
様々な会話の流れがあった上での言葉でしたが、そういうことを姑によく言われるので・・・
それを言われてしまうと、私は何も言えません。

お姑さん…昔の時代の方ですから、そんな言い方をしてしまうのも仕方が無いのかもしれません。

でも、どのような流れであれ、勿論悪意などなく
たとえ一般論として語られた言葉であってさえ、
それはお子さんが「欲しいのに」まだいらっしゃらない
一人の大人の女性に対して言うことではないと思います。

そういう言葉は、「子供なんか要らないわ、面倒臭い」
という 健康な女性に対して、親としてたしなめる時にこそ使われるべき言葉です。
命の大切さ、尊さをわかっていないワガママな人にこそ向けられるべきで

決して貴女のような人に向けてはいけない言葉です。

他所様のブログで「子供がいないということは、家族として完璧な形ではないからです。」
という言葉を見つけてしまい、悲しくなってしまわれたのは
本当に残念で悔しく思います。

誰でも、どんな人でも読める公開設定にしていながらその言葉を書いてしまった方に、
もう少し、ほんの少しでも子供のいない方への配慮があったなら…
このような言葉は決して書かれなかったのではと、悔しく思います。

家族としての完璧な形 とは何でしょうか。

結婚していること?
そして その相手との正当な血筋の子供がいること?

それが全てではないはずです。

その形が整っていても、世の中に悲しいニュースが絶えないのは
誰でもよく知っているご時世です。
それが完璧な家族の形なのだというなら、
何故親はわが子を虐待し、子供は親を殺すのでしょう。

お互いを信頼し、生活を築いていくことの出来る人。
その集まりこそが「家族の基本」だと銀猫は思います。

子供さえいれば家族として幸せ、なのではありません。
自分と相手。そして、子供。
一つ屋根の下、共同で暮らす関係がすべて上手く行ってこその「幸せ」だと思います。

銀猫のこの部屋…探してみて下さい。
あちこちに「家族がいるから○×できな~い!」と
不平不満が飛び交っています^^;
そして自分の機嫌のいいときの記事は、
ちゃっかりと「いい妻」「いい母」ぶってふんぞり返って…(汗)

このように、いい歳していまだに未熟な私には
「天の配材」とやらで、結婚して速攻に娘がやって来たのだと思われます。
子供を持たないと、このオバちゃんは「人間として使い物にならない」と思われたから(笑)

それまで触ったこともなかった、初めての赤ん坊。
結婚した実感もまだ無いのに、速攻で「ママ」にならなければならなかった私。
…幼い娘との日々は、修羅場の連続でした(笑)

でも、すぐに娘が来なければ私は…
小さな命、他の人への思いやりの心はもっと未熟なまま。
それこそ子供のワガママのような文しか書けず、
文章が頼りの難しいネット世界でのお付き合いのお仲間になって下さる方など
一人もいなかったろうと思われます。

親の気持ちがわかる。
それはなにも、子供がいるか・いないかだけで
わかったり・わからなかったりするものではありません。
子供がいても 親の気持ちがわからない人は沢山います。
逆に、子供がいなくても親を大切にする素晴らしい人も
沢山います。
ええ、貴女のように。

子供というのは、あっても・なくても・心を痛めるものですね。
これはもう、どうしようもない人間の摂理です。
なので、私もどう言ってみても それは単なる気休めにしかならなくて
お互いに辛い気持ちになってしまうでしょう。

けれども、希望は捨てないで下さい。
そして様々なところで聞き及んでいる不妊治療の辛さ、
どうか時々は 頑張っているご自分にご褒美を。

旦那様を「命を賭けて守りたいというのとは、ちょっと違うみたい」
とお感じになるのも自然なことです^^
旦那様はきっと、貴女の方こそを「守りたい」と思ってらっしゃるはず。
それをご自分の存在意義にされていると思います。
ここは、ゆっくり甘えてしまいましょう^^
何故なら…
一旦、赤ちゃんがやって来たなら
もうお二人の目はその小さな命に釘付けで
お互いの事は霞がかかったように見えなくなっちゃうからです^^;

うちはようやく最近になって、私の目が主人本人にも
チラチラと戻り始めました。
娘、13歳。息子、7歳。
この長~い「旦那放置期間」、よくぞこのイイカゲン妻を
見捨てないでいてくれました。というくらい、
私の目は子供に向いたまま。反省中です。

貴女は、いま子供がいなくても 他の命を感じることが出来る人です。
他人の痛みに共鳴して、心を同化させる事も出来る。
とても素直な感受性をお持ちです。
人間として一番大切な心を、もう持っていらっしゃる。

私なんかがこのような偉そうな事を言える立場ではありませんが、
自信…たっぷり持って下さいね^^
そうしてまた、お気が向いたら いつでもおいで下さい。
シークレットも大歓迎です^^

またご一緒に、色々な事をお話しましょうv
2007/01/11(木) 11:15:18 | URL | 銀猫 #MfasQhOY[ 編集]
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2007/01/11(木) 15:02:28 | | #[ 編集]
命の大切さ
こんにちは^^
最近、小さな子供達が病気で闘病生活を送っている番組をチラッと観ました。
私は涙腺がかなり弱く、動物や子供を題材にした映画やドラマは、99%泣いてしまう人です。ダンナにも「どうしてここで泣くかが分からない」と言われるくらい(^^;)
潤んだ瞳で見上げる姿とか・・・それだけでも涙、涙。立ち読みでも涙・・・。
ましてや、病気のお子さん達の闘病記録を見つづけるなんて無理です(T_T)
実際に家族で闘っておられる方々の気持ちは、察しきれません。
お腹の中にいるときから慈しんで、愛して、生まれてから限りない愛情を注いで育てた我が子が、命を落とす可能性が高い病魔と闘っている・・・。
健康で暮らしていることが当たり前の自分には、心が引き裂かれる思いになります。
幼子ばかりでなく、20代、30代過ぎても突然発症する病気もあります。
人間、健康でいることが当たり前ではないんだ・・・と思います。私も少し前に、検査で癌だと思い込んで途方に暮れていたこともありました。自分のことでこんなだと、身内に何かあったら尋常な精神ではいられないと思います。弱い私です(T_T)
生きたくても生きられない、そんな人も多い中・・・自ら命を落とすことだけは何があってもしてはならないと、悲しいニュースを聞く度に思います。。。
2007/01/11(木) 15:27:36 | URL | mai #-[ 編集]
NoTitle
ブログ&Webサイト運営者様

「レビューda!ドットコム-Reviewda.com-」がオープンしました。
古今東西あらゆるものの評判やクチコミが集まるサイトです。
従来のブログランキングなどとは異なり、
同ブログ内の記事でも異なる記事内容であれば、
URLを「クチコミ検索」というコーナーへ個別に登録可能です。
不特定多数の方が投稿された記事を絞り込み検索して読まれますので、
記事一つ一つがご自身のブログのアクセスアップにつながります。
この機会に是非ご利用ください。

http://www.reviewda.com/

※詳しいご利用方法はサイト内の各ヘルプをご覧ください。

レビューda!ドットコム-Reviewda.com-
2007/01/11(木) 16:58:22 | URL | レビューda!ドットコム #DxF5RXZI[ 編集]
NoTitle
こんにちは
ドラマで見ました。涙涙でした。
お母様の手記は知りませんでした。。。
又ひとつ勉強になりました。ありがとうございました。
2007/01/11(木) 17:19:15 | URL | hapico #-[ 編集]
命の重さ
「1リットルの涙」は木藤亜也さんの本も、お母様が書かれた手記があることも知っていましたが、まだ読んではいません。ドラマも見ませんでした。
きっとすごく辛いから。
そしてただ泣いてかわいそう、って思うだけで終わってしまいそうだから。
銀猫さんがおっしゃるとおり、この本と出会う時がある、という気がします。
私も娘と、一緒に手にとって読んで、気持ちを共有したいなと思います。(それにはまだ娘が幼すぎるので(^^;))
命の重さを教えたい。

辛いニュースが多いですね。
子供を狙った犯罪、いじめ自殺、親から虐待死・・・
とにかく子供が傷つけられたり、亡くなったりするのが辛すぎます。
どんな子供にも未来があり、もしかすると大人以上に重たい命であるのに。
子供が健やかに育てる社会であってほしいです。
2007/01/11(木) 18:45:47 | URL | Miyuki♪ #-[ 編集]
中学生のころ
当時、この手の本はよく読んだ気がします。
こういうと語弊があるかもしれませんが、当時流行ったんです。
病気と闘うのみならず、アンネの日記なども、そうですね。
あと、自殺してしまった少年の詩集とか。

自分の価値。
命というもの。
それを、どう考えてよいのか、答えが欲しい時。
自分から手にとって本を読むものなのかもしれません。
私たちの世代の場合、中学生がまさにそういうお年頃だったのでしょう。

私も中1で無視というイジメにあったっけ。
それは、私の中で、たぶん、一生消えない記憶で、
そのイジメに負けたわけではないのだけれど。
それでも、12歳の私には強烈な人間不信を抱くきっかけになったという事実は変えられません。
反面、そのおかげで、自分以外の人間の深層心理に関心を持ち、
人間を興味を持って見つめるようになったといえるかもしれません。
今では、さらに、イジメを仕掛けていた人が、実は気の毒な人だったのではないかと、
思えるようにもなりました。
(いまごろだけどね)

今の自分が嫌いでも、将来の自分は好きになれるかもしれない。
そういう人はいっぱいいるよ。
少なくとも、私はそう。
と、機会があったらお嬢さんにお伝えください。
2007/01/11(木) 19:50:30 | URL | SATOKO #J7K/fbQw[ 編集]
命の重さって・・・。
最近、いじめによる自殺が多いですよね。
でも、自殺って「生きたくても生きられない」人には
贅沢すぎる選択です。
私の兄はこの世のモノでは無い者が見えてしまうので
しょっちゅうエンドレスで同じ人が自殺しているヴィジョンが視えてしまって困ってるそうです。
そう・・・天寿を全うすることなく自ら命を絶つ者にとっての罰らしく、自分が死んだ事もわからす毎日同じ事を繰り返すんだそうです。
一生懸命、自分の命と向き合う人にとって、どんな辛い事があろうとも自ら命を絶つことは許される事ではないと思いマス。
「死ぬ位の覚悟があるなら、他になんでもできるだろう?!」
私は自殺を考える人に言いたいです。
もちろん、そんな事を考える余裕も無いくらいに追い詰められている人がたくさんいらっしゃるのも事実ですね。
でも、去年流行った「宙船」という唄の歌詞を思い出してほしい。
「お前が消えて喜ぶものにお前のオールを任せるな」
自殺したって何の解決にもならない。
むしろいじめているヤツの思う壺じゃないですか。

こうやって、難病に真っ向から向き合って正直に生きている人に恥じない生き方を・・・自分は出来ているんだろうか???
自分の子供がいる・いないに関わらず、一人の人間として輝ける生き方ができているんだろうか??

私自身、尊敬していた人を「突然死」という形で失っています。
もっと話したい事があったのに。
もっと教えて欲しい事があったのに。
迎え入れるべき命も失った事があります。
本当はこの世に受け入れてあげたかった命だったのに。

私はこの本もドラマも観ませんでした。
立ち直れないほどに打ちのめされそうな予感がしたので
手に取る事すら避けていました。

命の重さを、もっともっと皆が考えるべきです。
相手の立場をもっと考えて思いやって生きていける世の中は、一体いつになったらくるのでしょう???
あざとい「お涙ちょうだい」の話は嫌いなんですが
現実の話となったら別です。

「人」として誇りを持てる生き方がしたい・・・
こういう話を聞くにつれ、思う事です。
2007/01/12(金) 01:14:01 | URL | みもー #-[ 編集]
mai 様、いらっしゃいませv
2度目の秘密コメントの方は お返事不要との事で
飛ばしてmai さんにお返事を^^

病気というのは本当に ある日突然、やって来ることも多いですね。
その代表的なものが「癌」…日本でも非常に多い病気です。
私の父方の家系が、癌で亡くなる親戚が多いです。
そして母方の家系は 全員が糖尿病。
私もいつ、どちらの病気にかかっても不思議ではないというわけです…

まず、健康であること。
この一番の宝物は、調子を悪くして初めて有り難さがわかるという
ちょっと困った宝物です。

自分で調子を悪くした時でさえ、慌てて気持ちが沈んでしまうものなのに
大切な身内が病気…本当に辛いことです。
亜也さんのお母さんは、そのご自分の気持ちと戦いながら
亜也さんの心を守ることとも戦わなければなりませんでした。

日々「出来ていたこと」が「出来なくなる」というこの病気、
歩けなくなり、手が動かなくなり、口がきけなくなり…
けれども残酷なことに 頭の中は健康な人と同じ。
どんどん体が利かなくなる怖さと戦っても戦っても、
病魔の方が強いのだそうです…
原因も治療法もまだ何もないというのが 現状なのだそうです。

この本を読んで涙が出るのは、読んでいるうちに読者が
亜也さんの事を心から好きになるからだと思います。
この人と友達になりたい、この人と色々な話をしてみたい。
この人の笑顔が見たい、この人を失いたくない。

読み終わって、まず感じるのは喪失感です。
失くしたくないものをとうとう失くしてしまった、その悲しみ。
けれども次に感じるのは、亜也さんの日記を通して教えられた
形にならない大切な心。それを無駄にしたくないという気持ちです。

病気や事故といった、理不尽な理由で命を奪われるのではない限り
自分から粗末にしては絶対にいけないものだということを
読む人の心に刻んでくれる日記です。
2007/01/12(金) 08:36:19 | URL | 銀猫 #MfasQhOY[ 編集]
hapico様、いらっしゃいませ^^
一つ手前の広告コメントは飛ばしまして…^^;
(でも面白そうなのでとっときますが)

ドラマ、ご覧になったんですね。
私は本の帯の広告で、ドラマにもなっていたんだな~と知った次第です。

ドラマは更に悲しくなりそうなので、私には無理かもしれません;;
本ですと自分の心と向き合いながら ゆっくりマイペースで
読むことが出来るのですが、
「ちょっと待って…」のきかないドラマは辛いです。
hapicoさんも とても悲しい思いをされましたね;;

私はこの漫画版でも、涙に暮れてしまいました。
娘に渡す前に、原作にどれほど忠実かどうかをチェックしようと
読んだのですが…いけません。
とても優しい絵柄で、描かれている亜也さんの事は一目で好きになりました。
でも内容は、辛いお話。

娘は「漫画の方が 最後のページで亜也さんがまだ生きていてくれるから
こっちの方を先に読んで良かった」と言っています。
本の方は、まだ怖くて手に取れない様子です。
もう少し、機が熟したら…その必要を自分で感じたら、
読んでくれるかもしれませんので、本棚で待機中です。

お母さんの手記は、入院病人を抱えるおうちの様子を
はっきりとした文章で書かれています。
介護のあり方の問題など、とても参考になる事も多く、
病気で弱る心をどう支えていくか、という点では
力強い味方を得たような気分です。
例えそれが私にはまね出来そうもない大変なことでも、
正しい道しるべにはなってくれると思います。

もしも機会がありましたら、お母さんの手記も是非…
2007/01/12(金) 08:54:33 | URL | 銀猫 #MfasQhOY[ 編集]
Miyuki♪ 様、いらっしゃいませv
本当に、こういう本には出会う時期があると思います。

私も今までに 何度もこの本を店頭で見かけ…
その度に気にはなっていたけれども 手が出ませんでした。

それが、去年の秋には すっと手が伸びて。
2冊を一度にレジへ持って行きました。
そして、漫画版の方は…古本屋で偶然、見つけたのです。
まったくその存在すら知らなくて、ただフラフラと「少年漫画」のコーナーを
あれこれ冷やかして歩いていた時でした。
不思議な事に、その中に唯一冊、この漫画が紛れていたのです。

…どう見ても、これが「少年漫画」の棚にあるわけないんですけど^^;
普通ならせめて「少女漫画」に分類するべきかと思うんです。
というわけで、この漫画版は 並みいるハードで男の子な漫画達の中から
偶然拾い上げてきたのでした。
見つけたときには「ああ、時期が来たんだな」と思いました。

お嬢さんが大きくなられて、思春期の扉の前に立った時。
その時にこの本が とても力になってくれるかも知れません。

その時まで、Miyuki♪さんの心の中に
大事にしまっておいて下さると嬉しいです^^
2007/01/12(金) 15:26:43 | URL | 銀猫 #MfasQhOY[ 編集]
SATOKO様、いらっしゃいませv
私も、中学・高校の頃には よくこのような本を読みました。

「アンネの日記」は勿論、難病と戦う男の子の手記。
心臓病にかかってしまった、走ることが大好きな少年が主人公の漫画など。
あの頃に読んだ本は、たとえ題名を忘れてしまっても
内容は心の中にずっと残ったままです。 
まるで、またいつか探し出されるのを待っているかのようです。

SATOKOさんから、うちの娘へのメッセージを
どうも有難うございます^^

最近、わたしのこの部屋をチェックするのに飽きていた娘ですが
今回は「1リットルの涙」が記事内容とあって興味が出たらしく、
みなさまのコメントにも目を通させていただいています。
SATOKOさんのお言葉は、娘もしっかり読ませていただきました^^

現在は普通に通学している娘ですが、
つい先日も「今日、学校で嫌なことがあった…」と
青い顔で帰宅しました。
今は担任の先生(女性)をとても信頼している娘ですので、
春の進級時にはクラス替えで その先生とは離れることを
何よりも不安に思っているようです。

私も、娘が新しいクラスに馴染めるのかどうか心配です。
今でこそこんな風に ブログで遊んでいられる私ですが、
また去年の秋のような状態になったら…と思うと
娘への不安がじわりと広がります…。

もっと沢山、娘と心を通わせないと。
というわけで…
最近の私の読書は、娘からの「お勧めだから読んで!」も入って
分野も増え、相当時間がかかるようになりました(笑)
2007/01/12(金) 16:02:16 | URL | 銀猫 #MfasQhOY[ 編集]
みもー様、いらっしゃいませv
この本…確かに読んでいて辛い部分はありますが、
読み終わったあと 残されるものも大きいです^^
ただし、やはり読むには「時期が必要」であることも
また確かだと思われます。
自然に「読んでみようかな」と思えるまでは、
無理に手に取るべき本ではありませんね。

みもーさんのお兄さんのお話、そういえば私がみもーさんの
お部屋へお邪魔するきっかけになった記事でしたね。
それまで聞いたり読んだりした「霊が見える」というお話とは違って、
「自殺した人は 毎日・永久に自殺の行為を繰り返しているのが見える…」
心から怖いお話で、そんなものが普通に見えてしまうという
みもーさんのお兄さんがお気の毒だと思いました。
私、霊感ゼロの鈍感人間でよかったです。
そうでなければとてもじゃありませんが、妖や幽霊の出てくる本などを
作り事として楽しむことは出来ません…

昨年は多くの子供達が まるで釣られるように次々と
自分から命を絶ってしまいました。
今年もまだ明けて一月も経っていないのに
すでにそのようなニュースが流れています。
そんな事件を聞く度に、生きることと日々戦っている人達が
どんなに悔しい思いをしているだろうかと、
それもまた気がかりです。

現代はストレスに満ちています。
昔は大人にこそ多かったストレスが、今では子供にまで広がっていて、
まだ人生経験の浅い子供達は それを上手に処理する方法もわからず
ただただ追いつめられていくばかりなのではないでしょうか。

せめて自分の子供のストレスくらいは 一緒に立ち向かっていきたいものです。
2007/01/12(金) 19:39:01 | URL | 銀猫 #MfasQhOY[ 編集]
はじめまして!
先日はあたたかいコメントをくださってありがとうございました。
まだ読んだことがないのですが、今度ブックオフやジュンク堂(パリにもあるんですよ~!)で、探してみようともいます。こちらで買うと日本の2-3倍はしますけど~。
ネットニュースなどを見ていても、本当に日本の将来が心配になりますよね。マスメディアの扱い方にも問題があると思いますが、悲しい事件ばかりが目立って。
日本人に生まれてよかった!っと大人になっても思えるようでいてほしいなあ。
また遊びに来ますね!
2007/01/13(土) 18:05:01 | URL | ルビパパ・ルビママ #-[ 編集]
ルビパパ・ルビママ様、いらっしゃいませ^^
こちらにまで来て下さって、有難うございました!
のっけから少々重たい本のレビューで 申し訳ありませんでした。

パリにもブック・オフやジュンク堂があるとは、びっくりです。
むか~し、私が旅行に行った時には…なかったかもしれません。
便利になったのですね^^

確かに、海外で日本の書籍を買おうと思ったら
日本の定価よりはるかに高価な値段になってしまいますね。
私が大昔ロンドンにいた頃は日本の定価の3~4倍、
近年台湾にいた頃は2~3倍でした;;
本好きにとって、それだけは本当に困りものです。

この部屋では、私の日常雑記に取り混ぜて
時々こんな風に読んだ本の感想などを書いています。
ルビパパ・ルビママさんの魅力溢れるお部屋とは
随分趣が違ってしまうのですが…

もしもまたお時間がありましたら、どうぞおいで下さいませ^^
私はしばらく、そちらのお部屋の今までの素敵なお話を読みに
そ~っと通わせていただきますv

おいで下さり、本当に有難うございました^^
2007/01/14(日) 11:13:25 | URL | 銀猫 #MfasQhOY[ 編集]
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