日々雑多なこと、時々書評。 自前のデジカメ写真もたまに掲載。 こっそり のんびり 更新いたします。
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 『コミュニケーション力が他人の倍つく本』 今井登茂子 : 著
2007年04月05日 (木) | 編集 |
コミュニケーション


先月から、英語に嵌まっている私…。
昨年末に一度に数十冊の「巷で話題の」和書を読み倒した時に、
意外に「ハズレ」の本が多くてガッカリした事も災いして、
最近はめっきり日本の本を読んでおりません。
まぁそのうちに…また読む時期がきたら、読むことに致します。

というわけで、今回は実用書に走ってみました。
『コミュニケーション力が他人の倍つく本』、副題は
「説得力・交渉力・提案力 50のヒント」です。

こういった本には珍しく(私が知らないだけ?)、著者は女性です。
大概のこのテの本はビジネス経験豊富な男性が書いているんですが、
そういった本は 単なる専業主婦である私には面白くありません。
だってビジネス、持ってないんですもん。
また、男性から見た・考えた物言いのノウハウになるため、
どうも柔らかさに欠けるところが多々あります。
それらに比べると、この本は流石に女性が書いただけあって
ふんわりと柔らかく・また実践にもバッチリ通用しそうな感じです。
「デキる女性」「物柔らかで素敵な女性」「こんな人がパートナーだったらいいな」
というイメージがたっぷりです^^

今週の月曜日から、私にはいよいよ3年振りの
「知らない人達と一緒に何かをやる」という状態…今回は英会話教室…
が始まりました(1日目の感想にご興味のおありの方は「こちら」へどうぞ^^;)。
元来、小心者で人見知りな私です。初めての人達と何かする、というのは
そのメンバーに慣れるまで、かなりの精神的ストレスがあります。
コレばっかりは性格ですから、例え今までに何回となく引越しをしたり・
子供の頃から学校だって転校経験豊富とはいえ、毎回のごとく陥るストレスで…
周囲の人からは「全然そんな風には見えなかった」
「え、転校生だったっけ?」な~んてよく言われたものですが、
事実、慣れるまで夢でうなされたりするんですよ(笑)
どうも娘は 私のこのマイナスな気質を継いでしまったようですねぇ;;

そんなわけで、今回も始まる前から緊張していた私には、
ちょうど目に止まってしかるべき本であったというわけです。

そもそも市民講座の英会話教室に行こう、と思った理由は、

① 家で一人で洋書を読んでいてもつまらないから。
② 読解力はそこそこつくと思うが、会話力がつかないから。
③ 家ではヒアリング教材にも限りがあるから。

という事で、なるべく受講料が安い所を探して申し込んだのですが…。
クラスメートのみなさんは、どう見ても私よりもう一世代以上、
上の方ばかり。おお~…クラスの皆さんから見たら、
私はまだまだヒヨっ子に入るのでしょうかいの~。
自分はいい加減オバちゃんだと思っていましたが、そういえばまだ
人生の先輩は沢山いらっしゃるんでしたね。

普段、その世代の人達とは自分の親としか付き合いがないので、
知識として高齢化社会は知っていても、今まで全く実感が無かったのです。
習い事だの子供のPTAだのでは、大概は同年代か、
私の方が年上だったりするのが普通で…
さすが市民講座、受講生もとても奥が深そうです。
50・60(ひょっとしたらもっと上の方も??)代になっても、
張り切って英語を学ぼうというその意欲。しかも、中級の上の腕前です。
授業中は英語のみの時間なのですが、
みなさんほとんど、ナチュラル・スピードで会話します;;
「あ~…」も「う~…」も、「え~と…?」もナシ!
そしてそれぞれ、とても個性の光る方々とお見受けしました。
…マジで私、ついていかれるかなぁ…トホホホホ。

この本では、正しい敬語の使い方は勿論、
場に応じての機転の利かせ方、ちょっとした会話のコツなど。
会話に生かせる表情や態度のヒントまで出ていて、
実に頼りになる一冊でした。
来週の教室までに、テキストの復習と・予習と・宿題と、
そしてこの本の内容を少しでも頭に叩き込んで…
そうすぐに改善はされませんが、知らないよりはマシという気持ちで、
海千・山千の人生の大先輩達の間に
おとなしく無難に割り込めるようにしようと思います^^;

『コミュニケーション力が他人の倍つく本』
   今井登茂子 : 著
   講談社+α文庫 出版
   定価 680円(税別)

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 『狐笛のかなた』上橋菜穂子 : 著
2007年03月19日 (月) | 編集 |
狐笛のかなた


12歳の主人公、小夜には人の心の声が聞こえるという
不思議な力がありました。
母は幼い頃に殺されて亡くし、父は誰か分からず
産婆を生業とする祖母と二人で 村里離れた森の傍に住んでいます。
ある夕暮れに、小夜は犬に追われた傷ついた子狐・野火を助けます。
けれどもその子狐はただの狐の子ではなく、
霊孤と呼ばれる特別な力を持った狐でした。

術者に命を縛られ、使役されている霊孤の野火。
人にはいえない 奇妙な力を持つ小夜。
そして森の奥深く、隠されるように建てられた屋敷に
閉じ込められて暮らしていた少年・小春丸。
この2人と1匹が出会ったとき、運命の輪が回り始めました。

架空の世界に渦巻く国の領地を巡っての権力争いに
否応なく巻き込まれていく少女・小夜。
彼女を影から見守る霊孤の野火。
術者と術者の争いは次第に激しさを増し、
小春丸を巡って小夜と野火の間に仄かに芽生えた感情は…

ハラハラとした忍者物のようなスリルもあり、
透明で美しいファンタジーの要素もあり、
人間の弱さ・愚かさ・強さを描いた人情あり。

この本の作者、上橋菜穂子さんは
別世界を舞台にした大型ファンタジーのシリーズが
作品のメインなのだそうです。
そんな中、この『孤笛のかなた』だけが和風ファンタジーで
一つの独立した作風なのだとか。

私は、この作者の作品はこの『孤笛のかなた』しか読んでいません。
ですから他の作品とは比べようも無いのですが…
本の帯に書かれている 宮部みゆきさんの言葉のように
「本書の魔法は超一級品です」
という評が とても相応しい作品だと思いました。

最近はめっきり和書を読まず、来月始まりの英会話教室に備えて
大慌てで洋書相手に格闘中の私ですが…
極端に英語漬けになった途端に 
その反動で猛烈に和風物が恋しくなりました(笑)
そんな気持ちで本屋さんを彷徨っていた時、
幻想的な美しい表紙絵に目が留まって 購入してしまいました。

「野間児童文芸賞」という賞を受賞しているそうですが、
このお話は大人でも十分堪能する事の出来る
質の高いファンタジーといえるでしょう。

『孤笛のかなた』
   上橋菜穂子 : 著
   新潮文庫
   定価 : 本体590円(税別)

…このお話を読んだら…
伏見稲荷大社に またお参りしたくなりました。
(↑銀猫の稲荷山登山レポは↑をクリック^^)
もう少し暖かくなったら、お山の狐の塚巡りに
よっこらと行ってみようかと思います。


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